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御鷹場通信は諏訪流放鷹術研究所 所長のブログです
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懇親会20102010年 8月 06日 (金) 22時 37分
 8月の第1週の週末、恒例の懇親会及び月例講習会を行いました。今年はなかなか都合がつかない人が多く難しい部分もありましたが、楽しく実施することができました。
 土曜日は昼に突然雨が降って来ましたが、すぐに止んだので炭をおこし、早く手伝いに来てくれた門下生がバーベキューの下ごしらえをしてくれました。今回は比較的体重が高めの門下生たちに考慮して、肉でも牛タンを多めにし、ステーキは串焼きにして脂を落とすなど、カロリー控えめを心がけました。またスイートコーンやナス、エリンギなど、野菜をおつまみにしたせいか、ワインを数本開けても翌日楽でした。カレーも薬膳にしたのですが大変好評で、このように健康に留意するのも良いことに思いました。時間を気にしないでとりとめのない話ができるのもオフシーズンならではの楽しみなので、皆が忙しい合間をぬって都合をつけてくれたことに感謝しています。
 日曜日は飼育前の注意点や餌の作り方など、基本的なことを指導して頂きました。餌の作り方に限らず、普段意識していないことでも、皆が同じことをすると違いや個性が見えてくるもので、お互い客観的に再確認できる良い機会になりました。
準備をする門下生たち

イノシシ2010年 8月 03日 (火) 1時 26分
 夕暮れが闇に変わる時刻、犬を連れて川沿いを歩いていたら、藪の中から何かただならぬ気配とフッフッというような低い音が連続して聞こえました。中は全く見えず、犬もむしろ目を合わせるのを避けて通り過ぎたがるので、それ以上近づかずに帰りました。後で人に聞くとイノシシの鼻息だったようで、もし近づいていたら逆に突っ込んできたかもしれません。その後も掘り返した跡や駆け抜ける音は聞きましたが、犬といるせいか姿を見る機会はありませんでした。
 おかげでお互いに接近を避けることができたと思い、犬用のおやつをあげようと思ったのですが、私の犬は見かけによらず小食のため、いらないよという態度で応えられてしまいました。仕方なく大食な他の犬にあげました。
 鷹犬は猟犬という表現や大柄な体格のため気が強いイメージを持たれることがありますが、鳥猟犬は臭いをとるのが本能であり、むしろ非常にシャイで臆病と言えます。もし私が獣に襲われたとしても、一目散に家に逃げ帰るでしょう。常に狩に随行する彼らは、飼い主と一緒にいられるという意識がやる気につながっているようで、特にビズラは臭いを追っていても飼い主のそばから離れたがらず適度な距離で戻ってきてしまうため、それが銃猟と異なり短距離で行われる鷹狩に適しています。24時間一緒にいたがる彼らの態度に応えていたら人間の方が参ってしまいますが、我慢強く留守番もすぐに覚えてくれます。
座りながら居眠りするサラ

アイガモ2010年 8月 02日 (月) 0時 38分
 公園を散歩していたら、アイガモが悠々と昼寝をしていました。アイガモはマガモとアヒルの雑種ですが、街中を流れる川ではアヒルやバリケンを見かけることもあります。
 アイガモはアヒルに近くなるため身体が大きく、遠目にもアヒルまたはアヒルと雑交したカモだとわかります。立派な体格を得たかわりに飛べなくなった彼らですが、人からもらう餌を期待したりゴミを拾ったりしながらも、したたかに生きているようです。
 カモはマガモとカルガモといった異なる野生種同士でも自然に交配できるため、時には不思議な模様のカモを見ることもあります。節操がないなどと考えるのは人間的な発想で、このような逞しい生命力を持ち環境の変化に強い種が生き残るかもしれないなどと思ったりします。
林の中で休むアイガモ

ホタル2010年 7月 26日 (月) 2時 02分
 夏休みに入り、野外での遊びを楽しむ子供たちの姿が目立つようになりました。特に水面を涼しい風が通り抜ける川沿いは、夕方過ぎになると散歩に出る人が増えます。
 先週位からゲンジボタルが舞い始めました。お盆を過ぎる頃には姿が見えなくなるようで、短い夏に儚い命を繋いでいる様子が伺えます。人間から見れば虫の命はあっという間に見えても、宇宙から見れば人間の命も同様なのだろうと思います。だからといっていきなり進歩するわけでもなく、失敗や迷いを繰り返しながらただ前に進むのみです。
 学生最後の夏休み、必要なことが遅々として進まず滅入りがちの日々が続いています。ある晩、好きだったはずの書くことがなぜ苦痛になっているのだろう、とふと考えたら、評価や文体など余計なことを考え過ぎていることに気がつきました。「考え込まないように。考えることは創造性の敵であり、自意識過剰なことである」とはレイ・ブラッドベリの言葉であり、同氏はさらに「とにかくやるしかない」と語っています。来月90歳を迎えられるご高齢でありながら、いまだに現役で執筆されていることに敬意を表したいと思います。書き続けたいという熱意がきっと長寿を支えていらっしゃるのではないかと思います。
ゲンジボタル

猛暑2010年 7月 19日 (月) 22時 00分
 ようやく梅雨が明け、夏らしくなってきました。天気予報によれば、35度以上の日を猛暑といい、この表現は2007年から使用されるようになったそうです。連日30度を越える暑さはこたえますが、少しは鷹の塒も進んでくれるのではないかと期待しています。
 年々紫外線の影響が気になる年頃とはいえ、陽が傾き生ぬるい風が吹く時間帯は非常に快適です。きっと浅黒くシワが目立つようになったとしても、屋外を歩くだろうなと思います。
 里山では今年もヤマユリが満開で、先日降り続いた雨で重たく垂れ下がり折れてしまったのを室内に飾ったら、むせかえるような重厚な香りが部屋中に広がりました。ユリの仲間には高貴なイメージの花言葉が多いように、その佇まいには不思議な美しさがあり、存在感のある香りも魅力的です。カサブランカ等で良く知られる白いユリのみならず、多くの海外の園藝種が日本の花から交配されて作られています。島国といっても、文化的は多くの面で海外に影響を与えていることを実感します。
満開のヤマユリ

偲ぶ会20102010年 7月 13日 (火) 0時 18分
 7月11日、「花見先生を偲ぶ会」を行徳で行いました。毎年命日に近い時期の日曜に地元に伺わせて頂いておりますが、今年はちょうど命日にあたり、門下生にとっても感慨深いものになりました。雨が心配されましたが雲が直射日光を遮る程度で、命日を思い出させるような暑さではありませんでした。梅雨時にもかかわらず、この日は不思議と雨だったことは一度もありません。
 昨年、この時期に体調を崩して入院していた門下生が無事に退院し、活動に参加できるまでに回復し、この日もお墓参りに来てくれました。顔色も良くなり元気そうな姿は喜ばしく、彼の奇跡的な回復力はいまだに驚きをもって語られるのですが、きっとこの世でまだ大事な役目が残っているのだろうと思います。保存会を支える一人であることを、ひょっとしたら先生も理解してくださっているのかもしれません。
 その後、地元の方のお勧めで利用させて頂いている洋風懐石の店で昼食を頂き、雨が降る前に早めに帰途に就きました。花見先生は小柄で酒を愛好される方でしたが、91歳と天寿を全うされたことを思うと、身体を支えているのは強い意志なのではないかと改めて感じました。心と体は一体なのに、どうしてもどちらか一方を酷使しがちなので、バランスをとるように気をつけたいと思います。
若々しいメーテル

2010年 7月 07日 (水) 14時 41分
 一昨日、5分程前に降り始めたばかりと思った雨は、あっというまに洪水のようにあふれかえったため道が見えなくなりました。私の軽自動車ではタイヤが沈みナンバーも見えなくなるほどで、アクセルを踏み続けていても20〜30km/hほどしか出ませんでしたが、止まるとエンジンがかからなくなるような気がしたのでなるべくブレーキをかけないようにしながら泳ぐように目的地を目指しました。なんとか辿りつき1時間ほど様子を見て帰途につくと、雨水は嘘のように消え、軽自動車を牽引していくJAFのトラックが面影を留めるばかりでした。このような雨は、幼い頃にはなかったような気がします。
 先日、所沢の航空公園を通りかかったので散策してみました。園内には広い芝生や水場があり野生の鷹なども狩をしやすい場所であるように感じましたが、やはり航空史料が展示されていることが魅力の公園です。園内の施設には日本初の公式飛行を行った軍用機であるアンリ・ファルマン1910年型(レプリカ)が展示されており、華奢な骨組みの想像以上に小さな機体であることがわかります。強風にはとても耐えきれないように見えますが、可能なら飛ばしてみたいと思える美しさがあります。鳥でさえ飛ぶことが決して容易ではないと知っているとしても飛びたくなるのは、空にその魅力があるのかもしれません。
 当時の飛行士は徳川好敏大尉で、飛行研究のためフランス留学中に購入したそうです。旧御三卿、清水家当主で後に男爵となる家系はさることながら、明治時代にヨーロッパに留学されたこのような多くの方々が、国の発展に寄与されています。当時の費用やアジア人の立場を考えると、努力の一言では片付かないような困難が想像されます。個人の高い志や夢が国を豊かにするという顕著な例ではないかと思います。
アンリ・ファルマン複葉機


豪雨2010年 7月 03日 (土) 0時 14分
 先日、凄まじい落雷と豪雨の中、バスに並ぶ人達の数を見てウンザリしたので歩いて帰宅することにしたら、雷に追いかけられるような感覚を得ました。道すがら目の前がチカチカするほどの光の後、街灯が、続いて目の前の信号が消えて真っ暗になりました。道路に溢れかえる水を車が跳ねあげ、全身ずぶ濡れになり傘はほとんど役に立ちませんでした。格好悪いというより傘に落ちないで欲しいと願い、家が見えてきた時点で傘をさすのを止めました。私は無事でしたが、おかげで電子辞書が死んでしまいました。傘をあまり持ち歩かないため、子供の頃からよく濡れて帰ったとはいえ、時々なぜか悪天候に挑んでしまい失敗することがあります。
空を眺めるモリアオガエル
2010年 7月 03日 (土) 0時 07分
「心を合わせることができれば、日本人はとても良い仕事をする」とはリシャール・コラス氏の言葉ですが、連日楽しませて頂いているサッカーのみならず、どのような仕事においても感じられるところです。同氏はまた人生を回顧され「会うべき人とは会う運命にある」ともおっしゃっています。
 意識していないのに何度も出会う、またはある人を特集した番組のその後を何年も経ってからチェックもしていないのに偶然見たりする、ということがあります。同じ時代に生まれ、私に道を示してくれる方々との縁にはいつも感謝していますが、一見私の人生に関係の無いと思われる人であっても、何か縁があるのかもしれないと思うことがあります。出会うことがなければ、傷ついたり傷つけられたりということも起こらないわけですから、すべての出来事には意味があるのかもしれません。
 6月26日、愛知県で企画された第一回講習文化会に鷹師が招待され、講演を行いました。鷹を飼育したことのない方も含め、日本の放鷹文化について知ってもらうための試みのようで、沢山の方が集まってくださいました。このような試みにお声をかけて頂き感謝致します。短い時間ですが、鷹狩の歴史や文化を学ぶ一助となったなら幸いです。
講習会の様子
 新たに何かを始めようとする時、様々な困難や予測のできない問題が起きることもあるかと思います。が、目指す目標を明確にし、人々の理解を得て、忍耐強く努力を続けることができたなら、きっと苦難は成長の糧になるのではないかと思います。
 今回の講習会を企画したG-projectの後藤氏、野田氏、伊藤氏、松浦氏を始めとする関係者の皆様には御尽力頂き、感謝申し上げます。皆様の益々の御活躍を祈念しております。

梅雨入り2010年 6月 14日 (月) 23時 07分
 梅雨入りを迎え、蒸し暑く夏の気配が近づきつつあるのが感じられます。昨年より遅かったためか、鷹の塒入も遅れています。どんよりした空模様の下、サツキやアジサイなどの鮮やかな色が目に入ってくると爽やかな気分になります。葉や花弁、ガク等に触れてみると、雨にもへこたれないしっかりとした厚みと力強さがあります。柔らかそうに見えるナツツバキの蕾が固く引き締まっているように、植物は想像以上に弾力を持っているものが多く、逞しさに感動することがあります。
 頭がぼんやりしてしまうような天候の中、考え事に集中するのは難しく、そんな時には休憩して音楽を聴きながら外を歩くなどしています。雨に関わる曲は古くはJust missed the train, 最近ではLondonなど、好きな作品も多いのですが感傷的なものが多いためか、さらにぼんやりしてしまうので、元気が出るような選曲をします。
 夜の道路はナメクジの通り過ぎた後でキラキラとたくさんの線が走っており、うっかりするとまだ横断中のナメクジを踏みそうになります。新芽を食べに来るため母は嫌がって夜に駆除していましたが、ビールを少し残した空き缶を置くといいと聞き、木の根元に置くようにしたところ、だいぶ効果があったようです。飛んで移動するクモの糸が顔にかかったりすることもありますが、雨上がりの夜中から明け方にかけて、空気はむせるような植物の匂いで満ちています。
雨を浴びるサツキ

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