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御鷹場通信は諏訪流放鷹術研究所 所長のブログです
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文化放送2009年 12月 23日 (水) 23時 27分
 寒い毎日が続き、予想以上に鷹の体重も下がり気味です。残念ながら室内の仕事が多い日々が続いているのですが、調整に野外を歩くだけでも清々しい気分になります。
 先週、文化放送「くにまるワイド」の「日本の匠」というコーナーに呼んで頂く機会がありました。他のゲストを拝見する限り、私などとても匠というにはおこがましい年代ながら、匠の心を伝える役割として呼んでいただけたと思っています。
 初めての生放送とスタジオに若干緊張しましたが、くにまるさんはさすが会話の匠だけあって、こちらの話や時間に応じて臨機応変に話を合わせてくださったので楽しく過ごすことができ良い経験になりました。
くにまるワイド

義士祭20092009年 12月 22日 (火) 1時 46分
 12月14日、昨年に引き続き義士祭に協力いたしました。これは赤穂浪士が討ち入りした14日、浪士の子孫を中心にその活動に協賛する方々が泉岳寺まで行進するという催しです。
 本年は平日にも関わらず多くの方が参加し、賑わいを見せておりました。また年内でいったん幕を閉じる歌舞伎座の前を通る時には感慨深いものがありました。
 銀座から泉岳寺までおよそ1里(約4km)の道のりを歩いたのですが、久しぶりに歩くアスファルトの道と街中の人いきれに呑まれたためか、思いのほか疲れを感じました。
歌舞伎座の前で
 エスプレッソを片手に歩きながら、その行動や歴史はもちろんのこと“忠臣”の心が日本人に感動を与えているのでしょうね、とおっしゃったアメリカ人の先生の言葉がふと頭をよぎりました。

鷹の効用2009年 12月 11日 (金) 21時 03分
 ここ数日の秋雨で紅葉は色を失いほぼ散ってしまいました。毎日使う使い捨てカイロに本格的な冬の到来を実感しています。
 鷹をしまい車で帰る時、車内が暖かいとすぐ眠くなってしまいます。眠気覚ましに緑茶や珈琲を飲む方が多いですが、私はあまり効かないので、車を止めコンビニエンスストアなどで休むようにしています。10分程度の仮眠でも効果があるようです。
 珈琲は好きなだけでなく消化が促進されるので、毎日1〜2回は飲んでいます。最近某メーカーの缶コーヒーを大人買いしたら、ますます飲む量が増えてしまいました。
雨が降る前の紅葉
 アラビックは薄くてカルダモンの香りが利いているため何杯飲んでも平気で胃腸にも良いと言われますが、トルココーヒーは非常に濃く一杯で強い満足感があります。日本ではエスプレッソやカプチーノ等のイタリアンが多いようですが、ミルクのせいか時々胸やけしてしまいます。かといってアメリカンでは味気ないなど、素人なりに迷ってしまうほど多くの種類があるのが珈琲の魅力なのではないかと思います。

諏訪の縁起と祭礼T2009年 12月 06日 (日) 15時 33分
 12月5日、諏訪市博物館にお邪魔しました。これは10月24日〜12月13日まで開催中の企画展「諏訪の縁起と祭礼T」を拝観するためで、「諏訪大明神画詞」を坂井宏光氏の画によって理解し、その他の史料を通して諏訪信仰の始まり等を知ることができます。
 当日は館長、学藝員の方を始めとする関係者の皆さまには貴重な史料を説明して頂き、感謝申し上げます。
 訓練を兼ねて鷹と犬を持参したものの、生憎の雨のため里を歩くことなく帰宅しました。
諏訪市博物館入口

七生丘陵2009年 12月 02日 (水) 0時 26分
 活動予定の更新が間に合いませんでしたが、11月28日、日野市中央公園において諏訪流放鷹術の実演を実施致しました。
 これは日野市郷土資料館で現在開催中の特別展「七生丘陵の自然と暮らし」(10月3日〜12月13日)に関連した事業で、現在の八王子市まで広がるなだらかな多摩丘陵にあったという七生村に由来する七生丘陵は、今もなお散策路として地元の方々に愛好されています。
 土曜日ということもあり都合がつかなかったり、体調不良だったりする門下生もおりましたが、参加した門下生たちのすべての鷹を使用して無事に行うことができました。鷹匠にとって一番困るのは自分が寝込んでしまうことなので、冬は特に風邪を引かないように気をつけなくてはいけません。私の場合は厚着と暖房に始まり、温かい飲み物、入浴等によって常に暖かくしておくのが、一番効果があるように感じています。
振替を行う鷹師

オオタカまつり2009年 12月 02日 (水) 0時 15分
 11月22日、八王子で開催されたオオタカまつりに大橋鷹匠が協力しました。これは1993年以来、天合峰とオオタカを守る会などが中心となって行われている環境の保全に関する啓発活動が発端となった催しで、今年で17回を数えます。
 圏央道を始めとする様々な開発によって東京の里山が減りつつある現在、身近な生活空間である里山の魅力とそこに棲息するオオタカを代表とする野生動物たち、そしてともに暮らす生き物である人間との関わり方を意識する機会を持つことは、地元の方々にとって非常に有意義なことではないかと思います。
 故小池清さんを始めとして、このような活動を継承し、継続していらっしゃる皆様の多大な努力が察せられます。今後も皆さまの御活躍を祈念しております。
据替を行う大橋鷹匠

Morocco紀行2009年 12月 02日 (水) 0時 08分
 今年の10月、UAEの皇太子の御招待によりMoroccoにある専用の御鷹場を訪れる機会がありました。写真の使用許可等のためご報告に時間がかかりましたが、このたび産経エクスプレスに掲載されましたのでご紹介いたします。許可を下さいました関係者の皆様に感謝申し上げます。
 Casablanca空港から車で地方空港へ、再び小型飛行機、車という長時間の移動で砂漠のCampに到着すると疲れを感じる間もなく、その日の午後から様々な場所でハヤブサによるフーバラ(フサエリショウノガン)の狩を体験させて頂きました。フーバラは野生の渡り鳥も見られますが、Moroccoでは人工繁殖による放鳥もしており、狩場の半分は保護区として自然繁殖を促しています。密猟を防ぐため監視施設がおかれ、またGPSによるフーバラの渡りの調査も行っています。おかげでフーバラは年々数が増えていることが確認されています。
 ハヤブサも人工繁殖されており、責任者であるマスターファルコナーが毎朝、訓練と記録を見ながらどの鳥を使うか判断します。鷹狩は維持可能な伝統猟法ながら、文化的に保存することは容易ではありません。それは鷹匠の技、鷹、餌動物、そして餌動物が生育する狩場という文化を支える全ての維持が一体となって行われなければならないからです。鷹狩に関し比類なき歴史を有する地域において、次世代に継承するためのあらゆる努力を惜しまないUAEの姿勢に敬服するばかりです。
狩に使用したハヤブサの一つ
 朝捕ったフーバラを鷹匠が野外で手早く料理し、木陰の下で頂く昼食は非常に贅沢で、江戸時代の将軍の狩もさもありなんと想像されるような豊かな気分を味わいました。また昼食の後は近隣の住民に必ず施しを行い、狩場の管理にも地元の部族の代表をあてるなど、深い配慮により非常に良好な関係を保っているのが感じられました。
 今回の御招待に際し、ムハンマド皇太子ならびに官房長官、長官の友人、マスターファルコナー、勢子を担当してくれた方々、同行してくださった全てのアラブ人の方々、そしてジャパン石油開発株式会社の皆様にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

北京2009年 11月 26日 (木) 20時 47分
 先週から今週にかけて、学会発表のため北京に行って来ました。中国を訪れたのは初めてだったのですが、北京は巨大な空港やビル群に囲まれた大都市という印象を受けました。
 今年すでに3回雪が降ったそうで、日本なら真冬のような寒さでした。暖房があまり効いていないため会議場でもコートを着ていなければいけない上に、同時通訳者が直前まで決まらず、久しぶりの発表であまり自信がありませんでしたが、何とか無事に終えることができました。なにより優れた先生方の話を沢山伺うことができたのが収穫でした。
 滞在中、タクシーに乗ると、赤信号で前方の車が急停止し、私の乗ったタクシーも急ブレーキを踏みました。ドアの取っ手につかまった瞬間、ドーンと思いっきり後ろの車に追突されてしまいました。幸いムチ打ちにならずに済みましたが、運転手同士は慣れた様子で警察も呼ばず、目的地に着いた後で話し合うことにしたようでした。派手にへこんだ車を連れて数Kmを走りながら、怪我をしていたらどうなっただろうと思うと不幸中の幸いにホッとしました。
大学校内の国旗を降ろす人々
 市内では風向きによって形容しがたい臭いを含んだスモッグと思われる白い埃が霧のように流れてきて視界が極端に悪くなり、吸い込むと咳込んでしまいました。急激な発展は人々の生活を便利にし、質を高めてもくれますが、どの国も同じような過程を辿るとするなら、中国も今後の公害や環境保全に対する対策が期待されます。

駿府紀行22009年 11月 26日 (木) 0時 16分
14日は未明から降り始めた雨が朝になると風を伴って激しくなりました。当日お昼近くに車でお越しくださった方によると10m先も見えない程の叩きつけるような風雨で、横転した車があるなど、高速では交通事故が多発していたため徐行運転するしかなかったそうです。
 そのような悪天候の中、鷹師の「大丈夫でしょう」の一言に関係者の方々が奮起し傘も差せないような風雨の中でレインコートを着てテントを設置し、吹き飛ばされないように土嚢を積んだり手で押さえたりして支えながら縄張りなどの準備を進めてくれました。
 さすがに会場に入った鷹師も「雨じゃなくて嵐だな」と苦笑していましたが、なぜか中止にはなるとは思えない和やかな空気が現場に流れていました。これも皆様の熱意のおかげだったのかもしれません。
家康公の銅像前で
 実演の開始1時間前、雨はまるで嘘のように劇的に上がり、風も止みました。実演は時間通りに始められ、途中から汗ばむような晴天に変わったため鷹も暑そうでしたが、各門下生は皆努力の成果を披露することができました。今回の実演では初めて披露する演目もあったのですが、無事に実施することができました。
 中止と思った方が多かったようでお昼の講演を聞きに来て知った方もいたようですが、会場には鷹や鷹狩を愛好する方、初めて鷹を見る方などがお越しくださいました。気がつかずにご挨拶の機会を逃して帰られてしまった関係者の方には御容赦願いたいと思います。
 午後からは講演会が実施され、岡崎先生、須田先生の大変貴重なお話を伺うことができました。全てを終えてから頂いたお酒や海の幸はどれも非常に美味しく、ひょっとしたら家康公も召し上がったかもしれないと想像するのも楽しく感じられました。

駿府紀行12009年 11月 25日 (水) 23時 59分
 11月14日、駿府公園において第2回となる放鷹文化講演会『徳川家康と鷹狩』に協力して諏訪流放鷹術の実演を行いました。お陰様で無事に実施することができました。
 前日の13日には、特別協賛を頂いた久能山東照宮を参拝し、お祓いをして頂きました。門下生たちは鷹を連れて日本平ロープウェイから東照宮を目指しました。往路のロープウェイではワイヤーにとまってアジを食べるミサゴを見ることができました。
 久能山は日光に比べるとこじんまりした印象がありますが、海を見渡せる風光明媚な環境と落ち着いた佇まいが魅力的な東照宮です。なかでも家康公の廟を前にすると清廉とした涼しい風と林に囲まれた静かな雰囲気に、とても清々しい気持ちになりました。家康公の気持を汲んでさらなる努力を誓ったことは言うまでもありませんが、今回の催しに関わったすべての皆様の思いとして天候の回復を祈願致しました。
鷹と一緒にお祓いを受ける
 その後は併設する美術館で貴重な史料を拝見し、駿府公園に移動してすべての準備を終える頃には夕闇が迫る時刻になっていました。

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